まるで月のような、
空間にぽわんと優しく
浮かんでいるような時計。
埼玉県で金工として活動される
KUMIJI DESIGN 組地翔太さんによる、
とてもシンプルでかつ美しい時計をご紹介できることとなりました。
高級感のある特徴的な質感はシンプルだけれど、凛とした雰囲気があってとっても素敵。
本当に壁に月がポワンと浮かんでいるようです。
そんな月のような時計は、真鍮でできたものと、アルミでできたものがあって、針も2種類ある素敵仕様。
真鍮盤には、シルバーの針。
アルミ盤にはゴールドの針のあしらいと、
同じカラーにしないことで、お互いが引き立つ組み合わせとなっています。
実は針は色の違いがあるだけでなく、
デザイン違いもあるんです。
読みやすい太めな針の「タイプ1」と、
スタイリッシュな細め針の「タイプ2」
時計本体のサイズも異なっていて、タイプ2はタイプ1より直径が2cm大きめです。
タイプ1とタイプ2では全体の大きさも違いますが、とはいえ、やはり大きな違いは針のデザイン。
針のデザインが変わるだけでだいぶイメージが変わります。
タイプ1の方が少し柔らかく可愛らしさがあり、タイプ2はより洗練され、男性的なイメージになります。
針はタイプ1も2も、チクタクしないスイープ秒針。
スイーっと音なくスムーズに針が動いていくタイプなので、秒針の音が気になる!という方には特にもってこい仕様。
寝室の時計にも、静かでいいかもしれません。
時計の盤は、湾曲したようなお皿状になっているように感じられるかもしれないですが、実はものすごくフラット。
レコード盤というかCDというか全く湾曲している部分はなくて、とてもシンプルなつくりです。
余計な手間を加えず、でも綺麗に真鍮やアルミを切り出し加工する。
後から、たたいて調整するということができないので、寸分の狂いのない作業が問われるアイテムなんです。
金属部分は、余計な加工はしておらず、蜜蝋のコーティングがうすーく施されています。
でも、金属の質感を最大限に活かすために分厚い加工や仕上げは施されていません。
そうすることで無塗装よりも緩やかに経年変化していきます。
時計は常に触れるものでないですから、より緩やかな経年変化を楽しめるはず。
アンティークのような雰囲気まで育てることができる時計というのも乙なものです。
(アルミは経年変化が比較的しにくいので、経年変化が苦手な方が、アルミニウムがオススメです。)
ムーブメントには日本製のスイープタイプが用いられています。
時計を持つ際は、手袋をするか、このムーブメントを優しく持つのがオススメです。
組地さんの時計はオーダーいただいてからひとつひとつ丁寧に作られます。
お時間はかかりますが、なかなか時計は買い替え捨てないもの。
特別なひとつをオーダーしてはいかがでしょう。
▲パッケージ