いいものを作ろうと追求していくと結果的に価格があがってしまうというのはきっと作り手にとって、今も昔も尽きない悩みなのではないか。
いろんな素敵なアイテムに触れるたび、
価格と質の良さは比例するものなのだとしみじみします。
でも、たまにその方程式をグッと覆してくるものがある。
yumiko iihoshi porcelainのaluminum trayがまさに「それ」
aluminum trayの素材であるアルミは、金属の中では比較的安価で手に入りやすい、そして柔らかいので加工がしやすいアイテム。
でも、金や銀と違って高級というイメージはないから、どちらかというとリーズナブルなイメージになりやすい。
昔は給食のトレイといえばアルミだったりしたんです。
とはいえ、アルミはフランスのアンティークでもよく見られる素材で、実は見方によってはとてもオシャンになる。
そんなアルミという素材の良さを引き出して、とんでもなく洗練されたトレイにしたのがイイホシユミコさん。
デザインの力ってすごいなぁと思うのです。
丸いトレイの左右にちょんと出た持ち手が
アクセントのトレイ。
ここをキュッとつまんで持ち運ぶ姿は、図らずもお上品なスタイルになります。
3サイズあるトレイは、
お盆にしてお茶やお菓子の持ち運んだり、
ランチョンがわりのトレイとして
食卓に並べたり。
一番小さいサイズはコースターや小皿としても使えるサイズです。
カラーは素材のままのアルミのスタイルと、
後からでた、カラーリングされたタイプ(2color)の計3種類。
▲左から、通常の素材そのまま仕様、カラー(dove white)、カラー(valley gray)
アルミは傷がつきやすいので、どうしても傷によっては不良とされてしまうことがあり、
その状況を改善するために生まれたのが、
このカラータイプ。
カラータイプは環境に良い塗料が使われ、yumiko iihoshi porcelainの食器にもあいやすい、落ち着いた馴染みの良いカラーリングになっています。
▲valley gray
塗装をしていないアルミのタイプは、
お届け時にもちょっとした擦れ跡がある場合があるのですが、
使っていくうちに傷がたくさんついてくる。
どんなに気遣って頑張って、私は絶対に傷をつけない...!と誓ったとしてもそれを実現するのは到底難しくて、必ず細かな傷がついていきます。
でも段々と傷跡が増えてくると、その擦れた感じの傷がキラキラとしてきていい感じに馴染んでくるんです。
そういった過程を楽しんだりアンティークのような風合いにしていけるのは無塗装ならではの楽しみ。
▲左:使用のトレイ、右:未使用トレイ
カラーは傷がつきにくいので、どうにも気になっちゃうんだという方にはカラーがオススメ。
シルバーより落ち着いた感じにしたいという方にも良きな控えめ大人カラーです。
そして、カラータイプだけにある
持ち手にある「穴」
これは、アルミに塗ったカラーを乾かすときに吊るした時の「穴」をあえて残しているもの。
環境に配慮し、生まれ変わらせているというコンセプトをあらわしたものなのですが、この穴に紐を通して吊るすのもありだな。
むしろ大ありだな!と思っています。
※紐は付属しませんので、ご注意を。
▲dove white
アルミトレイは、スタッキングというほどすっぽりはまらないけれど、上に重ねるようにして収納することができます。
上の段の棚に収納しても、持ち手をつかめばスススーと引っ張って取り出せるし、
アルミはとても軽い素材なので、箸より重たいものを持ったことがないの...という方でも、なんなら小指の1本でも持てるほどの重さなので、使い勝手も持ち運びもとっても楽ちん。
▲裏には特にロゴ等はないですが、代わりに持ち手にロゴがついています。
▲持ち手のロゴ。
カラータイプは上から塗料が塗られているので少し見えにくくなります。
トレイに、小皿に、コースターになるaluminum tray。
軽くかさばらないので、生活の中でひっそりと主張せず、でもとても役に立つ。
aluminum trayはそんな日々にそっと優しく寄り添ってくれるアイテムです。
▲パッケージ(カラータイプはパッケージなしになります。)