スノアンドモリソンさんの趣のある玄関マット。
商品名のTussah(タッサー)はインドの蚕からとれるシルクを差すのだけれど、そのタッサーシルクを繭からとる時に、糸に出来ず残った部分を撚ってできたカティア糸を使用したのがこのラグ。
なんて長い説明!
でも、それで普通のシルクとは違うわけだから、伝えずにはいられない前置きなのです。
アルパカのようなボリューム感のある見た目なのだけれど、保温性が高いわけではなく全体的にさらりとしていて、でもジュートやウールのようなチクチク感はなく、通年使えそうな肌触り。
この素材感がとても珍しくて。
いろんな素材のいいとこどりをしているような不思議な質感なんです。
撚ってできているからこその独特の質感と色味。
ブラウンの部分は染めたりしていないので濃淡がすごくて深みがあります。
それにきれいな藍染によるインディゴ部分をプラスして、ちょうど良い配分で生地自体を組み合わせて自然な「模様」としています。
部分的に織り方も変えていて、どこかギャッベやキリムのような民族ラグの要素も感じられる。
そこが、このマット自身が洗練された存在感を放つ、たまらなくいいポイントなんです。
裏地はインドではなく、日本で厚手のコットン・キャンバス地を使用して製作されています。
表地と裏地を袋状にして中にウールの芯材を入れているので厚みがあり、しっかりとしたつくり。
長く使うを配慮して丁寧に作られています。
インドの地で伝統的な技術を用いて作られるsuno & morrisonのアイテムたち。
ただ単に「作る」ではなく、ひとつひとつ物に対する愛着とアイディアが込められたそんなアイテムが揃います。
それをより、特に感じることができる魅力的なマットです。